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アトリエでの現物確認以外の方法の現在の考え方

このオンラインショップはストアーズというオンラインショップのサイトに登録してショップの運営をしています。

このショップの欠点は、ショップ独自の決め事を記載する場所がありません。
その結果、ニュースでお伝えしてきたことがバラバラの記事となってしまい、誰にでも気が付いて読んでいただくという部分がありません。これにつきましては私のブログ内にショップでの決まり事を記載するか、ストアーズに提案して作ってもらうしかありません。またご報告させていただきます。

以前、アトリエでの現物確認の件をお伝えいたしましたが、その他の方法も模索していくとお伝えしておりました。
このことについて今現状での考え方を記載してみます。以前、百貨店とお付き合いしていたころにマネージャーとの会話で、毛皮の貸出しが出来ないかと問われたことがあります。今の時代いろんな仕組みが出来ていて、バッグなども貸出が出来るようになっています。購入する前に一度使ってみるという意味では良いのかもしれません。もちろん単純に低コストで使ってみたいという考えもあるでしょう。しかし、毛皮がそれに当てはまるかというと微妙です。購入世代が若返り、ひとの使ったものを気にしないという新しい感覚もあるのかもしれません。
しかし、着るものにはお客様の香水も含めて匂いが定着してしまいます。これをどうでもよいと考えるほどの若い世代が買えるような金額ではありません。それを考えるとどうしても、貸出というのは躊躇してしまいます。現物確認のための試着だけのためといっても、それを購入前の商品確認としてシステム化するのは最終的に購入していただくお客様のことを考えると難しいのです。

かと言って他のオンラインショップのように、乱暴に一枚の画像をアップして買えとは言えません。
私達の商品はものを売るのではなく、高い付加価値を販売しているのです。
そのため、私達が見ていないところで、どんな試着方法をされているのかを安心してお任せできるには、やはり、それまでのやり取りや、お客様との会話のなかで感じた、これなら香水をつけて試着したり、乱暴に試着したり、最悪、着用されてしまうというようなことが絶対に起こらないという確信が持てるまで、何度もやり取りが必要になります。

実際に、以前の百貨店時代は、自由に試着していただき、そのお客様のなかにはきつい香水のかたもいらっしゃいました。それでも、目の前で見ているという安心感はやはりあったのです。

商品確認のための貸出という大きなハードルはなかなか簡単にはクリアできない問題なのです。

この件につきましては、もう少し検討いたします。どうぞよろしくご理解くださいませ。   長澤祐一