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パールミンクのストール と ブラックミンクストール その淡い色と漆黒の黒 その理由は

今日は、今までミンクバッグ、セーブルマフラー、ミンクボレロと来たので、ショールのようなストールのようなデザインですが、これを(PA-8 M1 3.5)をアップしてみます。

二点同時に載せます。
最初にパールミンクについて説明します。ミンクには、他の毛皮素材にないくらいたくさんの色の種類があります。それぞれ皆、綺麗で魅力的な色です。ミンクの色については、ここからここまでがというようにピッタリとした基準がなく、場合によっては、例えばパールミンクとも見えたり、薄目のパロミノミンクとも見えたりするものもあったり、あ~これはパールだとういように、まさにパールというようなもの、さらには、薄っすらと青味をおびているもの、というようにたくさんの種類が存在します。さらに、2021/5/16にミンクの毛の長さについて記載いたしましたが、今回のパールミンクはオスの1サイズで、ヨーロッパのミンクです。サイズにつきましては、いずれ記載いたしますが、オスの1サイズは最近では小さなサイズです。オスの最近の標準のサイズはおそらく0サイズか00サイズです。当然0の数が大きくなるほどサイズは大きくなります。
その中での1サイズは小さい方です。しかし、何故このサイズを使うかと言うとミンクは個体差がありますが、総じてサイズが大きくなると皮は厚くなります。さらにミンクには、オスとメスが区別されて売られていて、オスはメスよりも皮は厚めで、ボリュームがあります。メスは人間と同じで、やはり毛質も繊細で柔らかめで皮も薄いのが特徴です。今回のパールミンクはオスのボリューム感とサイズが小さい分、皮が薄いという特徴があり、それを最大限生かした作りをするために、今回のショールに使用しました。もちろん、絶対ではありませんが、今回は、このように判断し、このパールミンクを使用しています。

それともう一点のブラックを説明します。ミンクによく言われるブラックグラマミンクという種類があります。種類というよりは一つのブランドになっています。これはブラックと名前がついていますが、天然のブラックで、正しくはブラックではなく、ナチュラルな分わずかにブラウンをものすごく濃くしたような色です。ものによっては僅かに強化して黒味を足しているような場合があるのかもしれません。

今回は長くなるので強化についての記載はしませんが、いつかしたいと思います。
今回使っているミンクはオスの0サイズです。強化という手法で酸化染料を使って黒にしています。強化でも染色時に温度を上げてブラック強化をしている分、濃くすることが出来、今回のような黒に仕上がっています。毛の長さは標準的な長さです。ショールのようなタイプには多少毛の長さがあって、より毛皮らしく華やかに見せるという意味では、とても良い素材です。

サイズは商品コメントにも記載しておりますが、S~M とありますが、ショールはガーメントに比べて多少サイズが曖昧で、肩に載せる位置や、抜き加減でサイズ感が変化いたします。そのためにS~Mにしてあります。強化の意味につきましては、次回以降に説明を致しますので、少しお待ちください。        長澤祐一